最近「塩抜きダイエット」というのを知りました。塩分の取り過ぎは肥満につながるから、塩分を減らすことでダイエットする方法だそうです。
色々と調べてみると確かに「へ~」って思わせられますが、ぶっちゃけ、「塩を減らすだけで体重減るわけ無いじゃん!」という感想です。「効果なし」と思っています。ただ、塩の取り過ぎは高血圧とか脳卒中などの病気を引き起こすと昔から言われているため、健康の観点からは塩分を減らすに越したことはないと思います。
ちなみに、私が体重を10kg減らした時は塩分の摂取量は全く気にしてませんでした(爆)。
塩分の摂り過ぎで太るのはなぜか?
まず、「塩分=塩」というのは誰でもわかると思います。この塩分はエネルギーやタンパク質、炭水化物とは独立した1つの栄養素です。目の前にペットボトル飲料がある方はそのペットボトル飲料のの栄養成分表示を見てみて下さい。炭水化物等とは独立して表記されているはずです。つまり、塩を摂るだけで直接エネルギーや糖分になるわけではないということです。
では、なぜ塩を摂ることが太る原因と言われるのでしょうか。それは次の理由が言われています。
食欲が増してしまうから
コンビニで単なる「塩おにぎり」を美味しいと購入したことはありますか?ただのお米に塩を振っただけであるにも関わらず、ついついもう一個買いたくなってしまった経験はないでしょうか?
実は、塩には食欲を旺盛にする働きがあります。塩が体内に取り込まれると、体内の塩分濃度が上昇します。そして塩分濃度を薄めようと消化液が分泌されます。結果、食欲が増してしまい、いつもよりも多く食べてしまうのです。
水分を溜め込み、体がむくんでしまうから
塩辛い物を食べると異様に喉が乾きませんか?これは人の体として健康的な働きです。塩分を摂ると人は血液中の塩分濃度を薄めるために水分を取りたくなります。結果、水分を余計に取ってしまい、体がむくんでしまうこととなります。体がむくむということはその分だけ体重が増えることを意味します。
顔や脚がむくんだ状態というのはサラリーマンとして損をしているとしか思えません。できれば避けるべきだと考えています。
1日の適正な塩分の摂取量はどのくらいか?
この「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると、生活習慣病の予防を目的としたナトリウム(食塩相当量)の目標値は次のとおりです。
- 18歳以上男性:8.0g/日未満
- 18歳以上女性:7.0g/日未満
ちなみに、世界保健機関(WHO)が公表する食塩摂取目標は「5.0g/日未満」です。
日本人は昔から他国の人に比べて塩分を摂りすぎだと言われています。これは、お味噌汁はもちろんのこと、魚に塩をかける、梅干し等、日本料理は塩分を含む食事が多いためです。
結局、塩抜きダイエットに効果あるのか?
私がこれまで体重を10kg減らす上で、塩分の摂取量は全く気にしてませんでした。1ヶ月で6kg体重を減らした時の食塩摂取量を計算してみたら、大体8.0g/日でした。記事に記載した食べ物の塩分摂取量を計算すると合計で2.0g/日となりますが、お昼の社内食堂でのお味噌汁(2.0g)、野菜にかけるドレッシング(2.0g)を加えると、1日あたり6.0gだったことが分かります。一応、図らずも厚労省が公表する食事摂取基準に定める塩分摂取量の目標値はクリアしていたことが分かります。
ということで、説得力が全くなくなってしまったのですが、塩抜きダイエットでは1日の塩分摂取量を3.0g/日にするのが目安だそうです。なので、塩抜きダイエットの目安はオーバーしていたことが分かります。
私は、塩分を減らすぐらいなら糖質・炭水化物を減らして運動したほうが効果的だと思っています。
ただ、健康の観点からは塩分を減らすに越したことはないようです。サラリーマン生活を続けていると、ついつい塩辛いものに走りがちです。焼肉や居酒屋で塩辛いものを注文されていないでしょうか。これらは、健康の観点からなるべく減らした方が良いようです。
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