ダイエット中のお酒はダメ!絶対!。ダイエット中は禁酒が基本!
しかし、我々サラリーマンにとって、どうしてもお酒を避けることが出来ない場面がある。
例えば、接待の場や会社の懇親会の場である。僕もダイエット中はどうしても仕事上お酒の付き合いをキッパリと断ることは叶わなかった。
どうしてもお酒を飲まざるを得なくなったら、糖質の少ないお酒を飲むことが必須。僕の一番のオススメは「焼酎」。
焼酎というとご年配の方が飲むイメージを持ってるかもしれないけど、実はダイエットの観点から焼酎は最強の飲み物。
お酒のカロリーってご存知ですか?
お酒のカロリーは大体こんな感じ。
どうでしょうか。お酒と一括りにされがちだけど、意外とカロリーや糖質の量は種類によってかなりの差がある。
種類 | 飲酒量 | Alc度数 (%) | 糖質(g) | カロリー(kcal) |
梅酒 | グラス1杯 (200ml) | 13% | 20g | 250kcal |
ビール | 中ジョッキ (400ml) | 5.5% | 15.2g | 188kcal |
発泡酒 | 中ジョッキ (400ml) | 5% | 12.8g | 172kcal |
日本酒 | コップ1合 (180ml) | 15% | 7g | 185kcal |
ワイン | グラス一杯 (200ml) | 11% | 4g | 160kcal |
焼酎 | グラス一杯 (100ml) | 25% | 0g | 140kcal |
(※)適当に代表的な商品をピックアップしメーカーHPの表記を元に算定
糖質制限ダイエットの観点からは、お酒はカロリーだけでなくて糖質にも注意が必要。
なぜ糖質に注意が必要かといえば、人の体は糖質から優先してエネルギーに変換していくようにできているので、糖質を摂りすぎると、いつまで経っても糖質が少なくならず、脂肪がエネルギーに使われにくくなってしまうから。この辺の詳しい内容はこちらを御覧ください。
上の表から分かるように、カロリー・糖質ともに高いお酒は梅酒やビールに代表される「醸造酒」。
一方で、焼酎に代表される「蒸留酒」は製造過程で糖質がゼロになることから、カロリー・糖質共に一番少ない。
これが、僕がダイエット中にお酒を飲む場合には「焼酎」をオススメする理由である。特に「糖質ゼロ」なんてすごい魅力的に聞こえるでしょ?
ちなみに、生ビール中ジョッキを3杯飲む行為はカロリー564キロカロリー、糖質80gに相当します。これは、1時間程度のランニングに相当する。
さて、ここからは梅酒やビールに代表される「醸造酒」がどれだけダイエットにとって大敵なのか語りたいと思う。
お酒はエンプティーカロリーだからいくら飲んでも大丈夫?これウソだから!
「お酒はエンプティーカロリーだからいくら飲んでも大丈夫なんだよ♪」なんて雑誌の記事を見かけたことは無いだろうか。
誰が広めたのかわからないけど、これ間違ってるから。お酒をいくら飲んでも太らないなんてことはありえない。むしろ、あなたの周りで太っている人は大抵お酒好きでしょう。
「ビール腹」なんて言葉が生まれるくらいである。
この話はエンプティカロリーは、次の2点が理解できていない人が言いふらしてしまったガセトリビアである。
- エンプティカロリーはあくまでお酒のアルコール部分だけで合って、お酒に含まれている糖質は別だということ
- アルコール自体はエンプティカロリーだが、アルコールの分解にあたり肝臓の中性脂肪を生成する働きを促進させてしまうこと
そもそもエンプティカロリーって何?
エンプティカロリーとは、体に蓄積されるような栄養素(具体的には炭水化物やタンパク質、脂質等)がほとんど含まれていないことを意味する。
アルコールは1g当たり7キロカロリーとかなりの高カロリー。しかし、人の体はアルコールを優先的に肝臓で分解してしまうので、体に蓄積されないと言われている。
故にアルコールそのものはエンプティカロリーで、太らないと言われている。
エンプティカロリーはあくまでお酒のアルコール部分だけで合って、お酒に含まれている糖質は別
お酒のカロリーは全てアルコールで出来ているわけではない。例えば、ビールはそのカロリーの3分の1が糖質である。ビール中ジョッキには約15gも糖質が含まれているのである。
この糖質部分は当然エンプティティカロリーではない。むしろ、血糖値を上昇させインスリンの分泌を通して脂肪細胞の肥大化を助長させる糖質制限ダイエットの大敵である。
アルコール自体はエンプティカロリーだが、アルコールの分解にあたり肝臓の中性脂肪を生成する働きを促進させてしまう
肥満の元凶となる中性脂肪は「腸」と「肝臓」の2箇所で合成されている。
人の体の中で中性脂肪を合成する器官は「腸」と「肝臓」の2箇所。
この内、「小腸」では食べ物に含まれている「脂質」を元に中性脂肪を生成する。一方で、「肝臓」では食べ物に含まれている「糖質」を元に中性脂肪を生成する。
- 「小腸」⇒食べ物の「脂質」から「中性脂肪」が生成される
- 「肝臓」⇒食べ物の「糖質」から「中性脂肪」が生成される
お酒を飲むと、肝臓の糖質から中性脂肪を生成する働きを促進してしまう
アルコールを肝臓が分解する過程で、肝臓の働きが活発化する。
結果、肝臓の「糖質」から「中性脂肪」を生成する働きも活発化する。結果、脂肪細胞が肥大化して肥満になってしまうのである。
接待や飲み会のときのオススメのお酒は「焼酎」
これまでの話から分かるようにお酒はカロリーが全体的に高く、「ダイエットの大敵」といえる。
しかし、我々サラリーマン戦士にとって、どうしても接待や歓送迎会等、飲まざるをえない場面というのがある。
そのような時は絶対に「焼酎がオススメ」ということはこれまで書いてきたとおりである。ここでは、カロリーや糖質以外の観点から、我々社会人にとってダイエットの観点から「焼酎をオススメ」するメリットを語りたいと思う。
焼酎は周りから継ぎ足しされずに済む
生ビールを飲んでいると、ありがた迷惑なことに、周りから継ぎ足しをされるという問題が発生する。
ダイエットをする人間にとって継ぎ足し等百害あって一理なしである。この継ぎ足しのせいで自分の飲酒量に対する感覚が狂ってしまい、ついつい二日酔いになるまで飲んでしまったということを誰もが経験したことがあるだろう。
しかし、焼酎であれば、この継ぎ足しの心配がなくなる。なぜなら、焼酎を注文するとグラスで持ってきてくれるお店が多いから。
また、仮にボトルで注文が来たとしても、自分のグラスが空になっていないのに継ぎ足しをしてくる奴はいないだろう。焼酎はグラスが空になってから次の焼酎を作るのが大原則である。
このように、焼酎であれば、周りの人から継ぎ足しをされるリスクを防ぐことができ、更に自分で飲む量をコントロールすることができるといったメリットを享受できる。
焼酎を飲んでいると、何故か周りからアルコールに強いと勝手に思われる
焼酎を飲んでいる人とビールを飲んでいる人、どちらがお酒に強いイメージを持ちますか?恐らく、ほぼ大半が「焼酎」と答えるのではないだろうか。
このように、焼酎を飲んでいるだけで、周りからはアルコールに強い人だと勝手に思われ、無理にお酒を飲まされたり、注がられることもなくなる。正しく一石二鳥です。
焼酎に代表される蒸留酒はお酒が翌日まで残りにくい
焼酎のような蒸留酒は翌日にお酒が残りにくい、二日酔いになりにくいお酒だと言われている。これは、蒸留酒は基本的にそのほとんどが水と1種類のアルコールからできているため。
つまり、肝臓は1種類のアルコールを分解すれば良いので負担が少なく、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドも発生しにくいためである。
一方、ビールや日本酒に代表される鋳造酒は二日酔いになりやすいと言われている。これは、複数のアルコールが複雑に絡み合ってできているため、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドが複雑に発生し、分解が遅くなってしまうため。
終わりに
アルコールと糖質の上記の表をご覧頂ければ分かるように、ダイエットをする人にとって、お酒は厳禁です。お酒を飲むと胃が刺激されるため、余計に食欲が湧いてしまうと言ったデメリットも付随します。
ですので、基本的にダイエット期間中はお酒を断つべきです。
しかし、サラリーマンである以上、お酒と完全に離れることはできない。
事実、私もダイエット期間中、1週間に1回のペースで接待の場があった。ぶっちゃけ、何度も病気を理由にして休もうかと思ったけど(笑)。
こういったお酒の場では、せめて少しでも太るのを避けようと最初の乾杯こそビールでやりましたが、2杯目以降は毎回焼酎を注文してやり過ごしていた。おかげで、ダイエット期間中に何度も接待があったにも関わらず、順調に体重を落とすことに成功しました。
ぜひ、お酒をどうしても飲まざるをえない時は焼酎を飲むことをオススメする。
ちなみに、サラリーマンにとって二日酔いは翌日の仕事のパフォーマンスに多大な影響を与える。アルコールを飲む時は胃薬をお忘れなく。僕はお酒を飲む時は「太田胃散」を欠かさない。
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