一時期、仕事の激務で体脂肪率が25%という最悪な状況に陥って、仕事もプライベートもうまくいかず、「何のために働いているんだろう」と「うつ」になりかけていたけど、ダイエットで運動と筋トレを始めたらサラリーマン人生が変わった。
ダイエットで運動と筋トレをすることは身体面に限らない。「心身同一」と言われるように、ダイエットによる運動と筋トレは精神面でも様々な効果をもたらしてくれる。
僕はダイエットでランニングと筋トレを始めたら次の効果を実感した。
- 集中力がアップし、仕事のパフォーマンスが劇的に向上する。
- 「俺仕事デキル人間だわ!」と自信に満ち溢れ、相手は勝手に萎縮する。
- ダイエット始めると否が応でも健康に気を使うようになる。
運動と筋トレは仕事のパフォーマンスを劇的に向上させる
これは、本当に劇的な効果があった。運動と筋トレを始めてから仕事の効率性が大幅にアップしていることが実感できる。これまでは深夜10時近くまで会社にいるのは当然だった社畜生活が、運動と筋トレ始めてから午後6時など、ほとんど定時退社できるようになった。
運動をすると頭がスッキリして数日間は集中力がアップする
まず、何よりも運動をすると頭がスッキリする。本格的なランニングでなくとも例えば気分転換に軽い散歩に出かけて、帰ってくると頭がスッキリしていて思った以上に仕事が捗ったということは誰もが経験したことがあるはず。
ランニングすると脳を流れる血流が増加する為、脳が活性化して寝起きのような状態にリセットしてくれるのが原因。
仕事に対するモチベーションと意欲に満ち溢れる
人の意欲と脳内物質であるアドレナリン(ドーパミン)は密接に関係している。アドレナリンとは私達にやる気や動機づけ、集中力の元となる脳内物質のことを言う。我々は脳内でアドレナリンが分泌されることで、物事に対する意欲が高まり、挑戦できるようになるのだ。
運動はアドレナリンを脳内で分泌させることができる一番簡単な方法である。人の体は運動を始めるとすぐに脳内でアドレナリンの分泌が始まるようにできている。そして、脳内でアドレナリンが分泌されることで、仕事に対する意欲が湧き、後回しにしていた嫌な仕事にも取り組もうという意欲が大幅にアップする。
私はプロジェクトが大炎上して大変な状況に陥っているときでも、休日のランニングは欠かさないように努めている。どんなに忙しい時でもランニングをした方がその後の1週間は仕事の効率性がアップしているのが実感できる。
特に土曜日と日曜日が休暇というサラリーマンや社会人は日曜日に必ずランニングするべきだと思う。ランニングすることで頭はスッキリするし、アドレナリンも大量に分泌される。更にランニングをすれば身体は適度に疲労を感じるので、質の良い睡眠時間も取れる。結果、月曜日の朝も嫌な気分にならずに出社することができる。
筋トレをすると「自分は仕事ができる」という根拠のない自信に満ちあふれてくる。
筋トレで筋肉が増えると根拠のない自分は仕事できるぞ!という万能感と自信に襲われる。筋トレを終えた後に鏡で自分の身体を見て、ここ数週間の筋トレの達成感を味わう。そして、自分の身体の筋肉の成長に満足し「自信」に満ちあふれてくるのだ。
たかが「自信」と馬鹿にするなかれ。仕事で成功する人というのは大抵根拠のない自信を元に一心不乱に仕事に打ち込むからこそ成功できるのである。
筋トレは自信を身につけるには最も適した方法である。
自信とは「自分の能力を信じること」に他ならない。言い換えれば、自信というのは「自分なら出来るという感覚を持つこと」である。そして、この自信を身につける方法は、小さな目標でも構わないので達成経験を増やすことである。
この点、筋トレは達成経験を得るためには最適である。なぜなら、筋トレというのは「腕立て伏せを20回やろう」という目標を立てたら、それがどんなにキツくても(=むしろキツくなければ筋トレでない)目標を絶対に達成するべく身体に鞭打つ行為だからである。そして、そういった小さな目標を達成した時に達成経験を得ることができる。「どんなにキツくても諦めずに身体に鞭打ったからこそ目標を達成した自分がいる」という感覚である。これは正しく達成経験を増やして自分の能力を信じていくこと、すなわち自信を身につけるプロセスに他ならない。
体つきがしっかりすると威圧感が増し、相手は本能的に萎縮する
運動をすることで体力がついて体型もそれまでのみすぼらしい体つきから筋肉がついて無駄な脂肪が落ちたしっかりとした体つきに変わる。
肉体が確りとした体つきに変わると、その人の行動も変化する。最悪自分に逆らう奴は力づくで倒してしまえば良いと思えるからだ。上司と話す時でも気後れすることなく堂々と話すことができるし、会議でも自信を持って反論できるようになる。
大きな声で主張する人の意見が通ると言われるように、仕事で大切なのは威圧感であり、オーラである。特に日本ではみんな仲良く、摩擦は避けるという精神があるため、威圧感さえ手に入れば大抵のことは自分の主張を通すことができる。
このように行動が変わると、周りが自分を見る目も変わる。簡単にいえば「侮れないやつ」だと思われる。人は自分より体格の大きい人に対し、「こいつを敵に回すとやばそうだ」と本能的に感じるようにできている。
仕事で詰められても気にならない忍耐力が身につく
筋トレはメンタル的にも鍛えられ、仕事でたとえ上司から激詰めされようとも気にならない忍耐力が手に入る。我々筋トレをする人間は肉体的に自分自身をいじめ抜いているのである。
たかが言葉責めぐらいなんてことはない。上司には仕事しかないかもしれない。しかし、僕には筋肉があるのだ。最悪仕事をクビになっても工事現場で働けば良いじゃないか!そもそも今は工事現場はどこも人余りで就職しやすい環境にある。
つまるところ、人生のセーフティネットを手に入れた分、上司から詰められてもなんとも思わない強靭な精神力が手に入る。むしろ哀れみの目で上司を見るようになる。「あぁ、この上司は仕事に人生も身体も捧げてしまったからこんなみすぼらしい肉体になってしまったのだと・・・」
ダイエットの為に運動と筋トレを続けると、必然的に健康的な生活を送るようになる。
運動と筋トレを始めるに自分の身体の状態に気をつけるようになる。その結果、必然的に健康的な生活を送れるようになる。
筋トレで体幹が鍛えられ、猫背を防ぎ腰痛が治る
筋トレを通して筋肉が身体についてくると、体幹が安定しドッシリとした座り方に変わる。特に腹筋を鍛えると体幹が安定する。
結果、猫背を防ぎ腰痛が治る。
筋トレや運動の効果を最大限発揮することを考えて、睡眠時間は増えてお酒やタバコも控えるようになる
一般的な人にとって、筋トレやランニングはツライ行為である。故に、できればやりたくないという人が大半ではないだろうか。しかし、そんな後ろ向きの気持ちを跳ね返して、我々は筋トレやランニングに勤しむのである。
そうして、ツライ筋トレやランニングを終えた後は、我々は筋トレやランニングの効果を最大限にすることを考え始める。これらの効果を最大限発揮させようとするのであれば、次のような行動が望まれる。
- 睡眠時間をたっぷりと取る(6時間は少ない。7時間以上が筋肥大には望ましい)
- お酒や飲み会は無駄なカロリーを摂取しすぎるので控える
- タバコは健康を害するので控える
- 炭水化物とか甘いものを摂りすぎない食生活に変わる
いずれも、健康的に長生きしようと思ったら必須の行動ばかりである。僕は筋トレやランニングを始めてから、本当に健康的な生活に変わった。僕は長生きの秘訣は適度な筋トレとランニングであると信じて疑わない。
終わりに
私は休日だけだが、運動を始めてから仕事も順調に行っている。足元では出世競争の先頭集団を突っ走っており、筋トレで身についた「上司を侮ってしまう」副作用さえ、除けば順風満帆そのものである。
何よりも仕事に追われるだけのつまらない日々から開放されたと感じている。ダイエットは極論すれば食事制限だけでも体重を落とすことはできる。しかし、運動には上記のような社会人にとって計り知れないメリットが存在する。だからこそ、ダイエットに取り組むのであれば、是非、運動にも取り組むべきだと思う。
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