【警告】糖質制限ダイエットは運動と筋トレが必須!リバウンドする!

ダイエット基本編

最近次のような論調を目にすることが多くなってきました。

  • 糖質制限ダイエットはリバウンドする
  • 糖質制限ダイエットは糖尿病になりやすくなる
  • 糖質制限ダイエットは効果がない
  • 糖質制限ダイエットしても食べたくなる

これらは、いずれも糖質制限ダイエットを食事制限だけのダイエットとして運動や筋トレを行わないが故の勘違いではないかと思います。

糖質制限ダイエットは同時に筋トレやランニングといった運動が欠かせないダイエット方法です。

糖質制限に筋トレや運動が必要な理由は糖尿病患者の治療を見ると分かる

糖質制限ダイエットを「食事にだけ気をつければ良いダイエット法」と勘違いしていないでしょうか?

糖質制限ダイエットが注目されるに伴い、テレビや週刊誌などで「糖質制限ダイエットは危険!」とか「糖質制限ダイエットで死亡する確率が高まる!」なんて記事もよく目にするようになりました。

これらの根底には、糖質制限ダイエットには筋トレや運動が必要だという前提が忘れ去られてしまったことが原因のように思われます。

糖質制限ダイエットは、筋トレや運動も合わせて行うことで健康的なダイエットが可能になる手法です。

いつの間にか食事制限だけが注目された

糖質制限ダイエットは「食事にだけ気をつければ良いダイエット法」です。

その名前にある通り、糖質を制限することだけが着目され、いつの間にか、ダイエットの大前提である運動や筋トレが失われてしまっています。

この勘違いは、昨今の「食べるだけで痩せるサプリメント」といったダイエット業界の悪質な刷り込みから生まれた間違いではないかと思っています。

しかし、糖質制限ダイエットを日本中に広めた某トレーニングジムも「食事制限」だけでなく「運動」も加えたダイエット指導をしています。

仮に、運動が不要なダイエット手法であれば某トレーニングジムもそんな不要な指導まで行わないはずです。

つまり、糖質制限ダイエットは運動や筋トレが必須なのです。

運動や筋トレが糖質制限ダイエットに必要な理由は、糖質制限ダイエットの大元となっている糖尿病患者に対する医療指導の内容を見るとよく分かります。

糖尿病患者に対する治療方法は昔から「食事療法」と「運動療法」の二輪。

糖質制限ダイエットは元々、糖尿病患者に対する食事療法から生まれたダイエット法です。

そして、糖尿病患者に対する医者の指導内容は基本的に「食事療法」と「運動療法」の二輪です。

運動をしなくて良いと指導する医者はいません。

医者は運動による短期的な効果と長期的な効果の2つを期待して、糖尿病患者に「運動療法」を指導しています。

運動による短期的な効果(急性代謝効果)

運動による効果として、筋肉を動かしてエネルギーを消費することによる血糖値の降下作用が挙げられます。

運動というのは我々が考えている以上に大量のエネルギーを必要とする行為です。

そして、そのエネルギーの元になっているのは血液中のブドウ糖です。

つまり、運動により筋肉を動かすことで、血液中のブドウ糖が消費されます。結果、糖尿病患者にとって問題となる血糖値を下げることにつながるのです。

血糖値は食後30分~2時間の間に上昇しますので、この時間帯に運動をオススメするお医者さんが多いのはこのためです。

なお、血糖値の上昇を抑えるということは、下の記事で紹介したとおり、血液中のブドウ糖を中性脂肪に変わる働きをするインスリンの過剰分泌を抑えることにつながります。

従って、食後の運動は糖尿病患者に限らず、ダイエットをする人全員にとっても有効なダイエット手法と言えます。

最も効果があった糖質制限ダイエットの具体的な方法
糖質制限ダイエットを始めてから1年半近く経過。多忙な社会人やサラリーマンでも実践できる効果的な糖質制限ダイエットの具体的なやり方を纏めてみました。

運動による中長期な効果(運動の慢性効果)

運動不足は「インスリン抵抗性」を生じさせると言われています。

インスリンとは、ブドウ糖をグルコースや中性脂肪に帰ることを通じて、血液中の血糖値を下げる役割を担っているホルモンです。

しかし、運動不足によって「インスリン抵抗性」の状態に陥ると、インスリンの働きが悪くなり、血糖値をうまく下げることができなくなります。

我々にとって筋肉というのは、血糖値の急上昇を防ぐ上で非常に大切な体組織です。

筋肉は、食事を通して血中に放出されたブドウ糖を取り込み血糖値を下げ、「グリコーゲン」として貯蔵する役割を果たしています。

しかし、運動不足の状態が続くと、筋肉組織が衰えて、このブドウ糖を取り込む能力が低下し、「インスリン抵抗性」が高まるとともに、基礎代謝の低下も招くこととなります。

結果、血糖値が上がりやすくなるとともに、内臓脂肪が増えて、より一層「インスリン抵抗性」を高めてしまうのである。

糖質制限ダイエットで運動しないとリバウンドする

上記を理由に私、糖質制限ダイエットに筋トレやランニングと言った運動が必須だと主張しています。

筋トレやランニングと言った運動によって筋肉を増やすことで、血中に放出されたブドウ糖をグリコーゲンとして蓄える貯蔵能力が高まるとともに、基礎代謝の増加を通じて、血中に放出されたブドウ糖をエネルギーとして消費し、中性脂肪になりにくい身体に変えてくれるわけです。

余談ですが、運動によるインスリン抵抗性の改善効果は運動を止めて3日程度で効果が軽減し、1週間も経過すると、ほとんど効果が失われてしまうそうです。

従って、糖質制限ダイエットの効果を最大限に発揮するためには、「継続的な運動」が欠かせないと考えています。

ちなみに、糖質制限ダイエットに成功した私ですが、一時期、運動を止めてみたことがあります。

その結果は悲惨なリバウンドに終わりました。

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