運動しなくても痩せられるなんて記事を最近良くみかける。これだけ目にする機会が多くなると、実はダイエットに運動なんて不要では?といった気持ちになってくる。
そこで、実際に8/12から3週間、運動(土曜日と日曜日のランニング、筋トレ)をやめてみた。この期間中はダイエットサプリの摂取も止めている。ちなみに実験前の生活習慣については下の記事を見てほしい。
実験結果は下のとおりですが、見事にリバウンドしました。運動せずに簡単に痩せられると主張されている方に対し「嘘だ!」と声高に叫びたい。
運動やめたら体重が約3kgもリバウンド
まずは結果からです。下のスクリーンショットは実験開始前の私の体重。実験開始前(8/12時点)の体重は54.45kg、体脂肪率12.60%。
<実験開始前の体重>
そして、3週間運動せずに過ごした後の結果がこちら。
なんと、3週間運動をやめるだけで体重は2.55kg増加の57.0kg、体脂肪率も12.60%から15.40%に上昇というリバウンド結果となった。
<3週間経過後の体重>
体重増加以外にもあった運動をやめたことによる悪影響
運動をやめたことによる影響は体重の増加だけに留まらない。この3週間で経験した悪影響を羅列する。
頭の回転が遅くなった
運動を止めた当初はあまり気になりませんでしたが、2週間ほど経過して顕著に感じた。運動をやめて明らかに仕事の効率が落ちていることを。
私は下の記事に書いた通り、朝は6時に出勤する超朝型人間である。しかし、一番集中できる環境にあるはずの早朝でさえ、実験期間中は集中力はもちろんのこと、こなせる仕事の量が著しく落ちたと感じた。感覚的には従来の3分の2程度に効率が落ちている感じ。
仕事に対する意欲が下がった
仕事量が減ったことにも関係するが、仕事に対する意欲が下がった。特に火事場の馬鹿力というのか、「よし!やるぞ!」っていう仕事に対する追い込み力のようなものが落ちた。後少し追い上げをかければ終わるであろう仕事に対しても、「翌日でいいや」と怠ける気持ちが出てきていた。
やはり運動をして脳内のドーパミンを分泌させることが社会人には欠かせないと改めて痛感した。
仕事でのストレスが貯まりやすくなった
ランニングを習慣にしていた時は、気にならなかった些細なことが気になるようになった。
「ストレス貯まってんなぁ」と感じたのは運動を止めてから2週間後。仕事中にふと、自分が歯ぎしりをしていることに気づいた。ネットで調べてみると、起きている時の歯ぎしりはクレンチングとかタッピングと言うらしい。
社会人は潜在的にストレスが溜まりやすい職業だと思う。皆さんも何かしらの不満を同僚や上司に抱いていると思いますし、上下関係が激しい職場であれば、自分が気づいていないうちにストレスが貯まっているはず。
運動はストレスを発散して脳内をリフレッシュしてくれる素晴らしい活動だと痛感した。
睡眠の質が悪くなり、朝起きれなくなる
運動を止めて、明らかに睡眠の質が悪くなった。運動をしていないために体が疲れていないのか、夜にベッドに入っても中々寝付けない日々が続いた。もしかしたら上述したように仕事でのストレスが確りと発散できていないからかもしれない。
これまではベッドに入って15分以内には眠りについていた。しかし、運動を止めてから30分以上ベッドの上でのたうち回っていることが多くなった。
無性に甘いものを食べたくなった
運動を止めて最初の1周間は特に変化はなかった。しかし、実験を始めて1週間経過すると、無性に仕事中に甘いものを食べたくなり、100円ちょっとのチョコレートクッキー1袋を食べるようになった。
そして、2週間経過すると、勤務中に食べるチョコレートクッキーは2袋に増えてた。一袋当たり300キロカロリーでした。従って、毎日2袋で600キロカロリーが体に取り込まれていたこととなる。
もちろん、チョコレートがダイエットに禁忌であることはわかっている。しかし、一度タガが外れると怖いものである。わかりながらもついつい食べてしまう日々が続いた。
運動を再開したら元の状態に戻った
もちろん運動を再開したらすぐにリバウンドした体重が戻ったわけではない。しかし、運動を再開したら体重の増加以外の悪影響は一気になくなった。
当初は1ヶ月間運動を止めてた場合の体重変化について調べようと思っていた。しかし、前述の悪影響が出てくるうちに耐えられなくなり、3週間で実験をストップした。そして、昨日早速6kmを30分程度で走ってきた。
久しぶりのランニングはサイッコーである。更にランニングの後のシャワーもまた気持ちよかった。この気分を表すならば下の写真のような開放感に包まれている状態であろうか。
満腹感を早く感じられる
過度な運動は空腹感を強くするが、適度な運動は満腹感を早く感じられる体にしてくれる。運動をした日は夕食の量が減った。サンドイッチ1個とプロテインドリンクのみで十分な満腹感を感じることができた。運動を止めていた時はサンドイッチやプロテインドリンクに加えてチョコレートクッキーやら、ぐーぴたっクッキー等、甘いものを食べていたので、劇的な変化である。
適度な運動は食べる量を減らすことにつながる、このことが再確認できた。
すぐに眠りにつくことができた
運動を再開した当日はベッドに入って10分もしないうちにすぐに眠りにつくことができた。もちろん夜に目がさめることも無かった。
私は朝の4時半に起きるのを日課としているが、運動をした翌日は朝の目覚まし時計無しで朝の4時に自然と目が覚めた。これこそ本来あるべき姿である。
甘いものを我慢できるようになった
運動をしていなかった時は甘いものを見ると無性に食べたくなっていたが、運動を再開するとその気持が薄れていくのを実感した。
事実、運動を再開した翌日は会社に出勤していたが、会社ではチョコレートクッキーを1袋も食べずに済んだ。
やはり運動することは食べる量を減らすことに貢献していると思う。
仕事の効率が上がった
運動をした翌日も朝6時に出勤した。運動をした翌日は最高だった。朝の6時から9時の始業時刻までの3時間でかなりの仕事を進めることが出来た。運動をすることで翌日の仕事が捗るのは本当だと感じさせてくれた。
また、仕事に対するストイックさも戻ったと感じます。仕事に対する意欲が増したと言いかえることができるかもしれません。これまで後回しにしていた仕事に対する意欲がわき、朝出社してから早速後回しにしていた仕事からスイスイと片付けることができた。
仕事のできるサラリーマンを目指すなら、ダイエットによる運動は欠かせない。
終わりに
やはり運動は社会人にとって不可欠!絶対に運動はするべき!。自身の体験から改めて声高に主張したい。運動をするか否かで上述の通り、仕事のパフォーマンスに大きな影響を与えるからだ。
運動と言っても土曜日と日曜日の休日にたった1時間程度のランニング、平日に週2日のペースで筋トレをしていただけである。多忙な社会人でもこなせるレベルではないだろうか。
そして、たったこれだけの時間を犠牲にするだけで上述した効果が得られるのであれば、運動をしようと思って頂けるのではないだろうか。
是非、サプリメントだけで痩せるという安易な考えを持たず、運動にも取り組んでほしい。
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